カルテット[6話]クドカンと松たか子のすれ違いぶりがまるで映画!

   

2月21日(火)TBS系火曜ドラマ『カルテット』の第6話が放送されました。

このドラマの情報を調べた時に、まず目にとまったのが「最高の離婚」(2013年1月期)の脚本を手掛けた坂元裕二氏の作品であるということです。4年を経て、またあの”もやもやとした感情”の中に自分が入っていくワクワク感を一気に感じました。

 

ドラマ『カルテット』とは

ひと言でいうと「大人のためのドラマ」です。

 

でもひと言で言い表せないのが、坂元裕二氏の脚本なんですよね。ややこしい人間関係を、これでもか!とややこしくさせるのが秀逸。現代の日本人の等身大の恋愛事情がテレビの中で繰り広げられていて、年齢も職業も違うけどなんか、すごく共感しちゃいます。

 

ドラマ「カルテット」は “偶然”出会った4人の男女がカルテットを組み、軽井沢の別荘で共同生活を送る大人のラブストーリー×ヒューマンサスペンスなのです。

 

このヒューマンサスペンスというのが物語の鍵なんですね~。

 

ある日、“偶然”出会った男女4人。
夢が叶わないまま、人生のピークにたどり着くことなく緩やかな下り坂の前で立ち止まっている者たちだ。そんな4人がカルテットを組み、軽井沢で共同生活を送ることになる。しかし、その“偶然”には、大きな秘密が隠されていた……。

巻真紀(松たか子)は別府司(松田龍平)の運転で軽井沢の別荘へとやって来た。待っていたのは世吹すずめ(満島ひかり)と家森諭高(高橋一生)。東京のカラオケボックスで出会った4人は皆演奏者で、弦楽四重奏をやることになったのだ。ライブレストランで演奏しようという話になるが、その店では“余命9ヶ月”のピアニスト・ベンジャミン瀧田(イッセー尾形)がレギュラー演奏していた。そこで真紀は、突拍子もないことを言い出す。
引用元:番組公式サイトより

 

最初に、この登場人物4人を見た時の感想は「華がないな~」でした…(失礼^^;)実力派揃いなのは分かるんですけどね。それでスルーしてしまったんですが、1話終了からまわりの反応めちゃめちゃ良かったです。

 

でも私、リアルタイムで観てなくてDVDで観ることに早々決めました。

そうこうしているうちに、4話・5話あたりから爆発的に評判上がってきたんで、ついに6話という超途中参戦に踏み切った訳でございます。やるね!

 

登場人物

 

巻 真紀・・・松たか子

世吹 すずめ・・・満島ひかり

家森 諭高・・・高橋一生

別府 司・・・松田龍平

 

来杉 有朱・・・吉岡里帆
谷村 大二郎・・・富澤たけし(サンドウィッチマン)
谷村 多可美・・・八木亜希子
半田 温志・・・Mummy-D
墨田 新太郎・・・藤原季節

 

 

6話のストーリーがまるで映画

2/21の第6話では、真紀(松たか子)と失踪していた夫・幹生(宮藤官九郎)との過去が明かされ、その夫婦関係が大きな反響を呼びました。

 

すずめ(満島ひかり)は道端で知り合った家森(高橋一生)の知り合いの巻村という男を4人で住んでいる別荘に案内。色々話していくうちに、巻村の手に見たことのある結婚指輪を見つけます。

そして真紀と同じ声の小ささから、その男が真紀(松たか子)の夫・幹生(宮藤官九郎)だということに気づきます。

 

一方、真紀は義母(もたいまさこ)と教会で会っていました。

  • 急に義母からビンタされた真紀。
  • 「息子を殺したんでしょ」と問いただされる真紀。

失踪してしまった夫について、真紀は夫との馴れ初めから結婚生活までを義母に話し始めました。

同じように、幹生もすずめに失踪に至った経緯を話し始めます。

 

 

幹生と真紀の馴れ初め

ある日、仕事の帰りに一緒に乗り合わせたタクシーで出会った真紀と幹生。

幹生は真紀の不思議な魅力に一目惚れ。真紀はゆっくりと幹生に惹かれていきました。

 

真紀:「何度か食事をするうちに、今度はいつ電話あるかなって考えるようになって、で、気付いたんです。あー、わたし、あの人のこと好きなのかもしれないなって」

幹生:「彼女は知り合ったことがないタイプで。品があって、音楽やってて。ちょっと何やってるかわからない、そういうミステリアスなところが魅力で…」

 

真紀:「彼と一緒にいると飾らなくていい気がして」

幹生:「彼女と一緒にいるとなんかドキドキして」

 

やがて結婚した二人ですが、お互い小さな価値観の違いを感じていきます。日常のほんの些細なことなんですけどね…意外と大事だったりしますよね。小さいうちに相手に伝えられていれば、こうはならなかったのかな。二人とも優しすぎたのかな。

 

いや…、伝えてはいたんです。だってヴァイオリンを弾く真紀が好きで「ヴァイオリンを続けていいんだよ?」って言ったのに、
幹生のために家にいたいと思ってしまったんですもん。

 

真紀:「結婚して、彼と家族になりたかった」

幹生:「結婚しても、彼女と恋人同士でいたかった」

 

  • 唐揚げにレモンをかける真紀
  • レモンが嫌いだと言えない幹生

なんでかなー?これはもう言えばいいじゃん!としか言えない。普通でしょ?ていうか勝手に全部にレモンかけちゃダメよね!

 

  • 映画をみて、寝ている真紀
  • 映画をみて、泣いている幹生

これ「タラレバ娘」でもやってました!もしかして「うまく行かない男女のあるある」なんじゃないでしょうかね。

 


幹生が近くのカフェに行こうと誘うと「家にコーヒーあるから、それでいいよ!淹れようか?」と、とんちんかんな返しをしたうえに、優しさまでかぶせちゃう真紀(あーん。ここまで来ると、どうしようもないわ~)

 

柿ピー食べるシーンだけで表現するって凄いですよね?

好みが違う方が上手く行く場合もあるけどね、でも柿ピーはやっぱ両方食べたいっしょ!

 

極めつきに、幹生が結婚前に薦めた詩集を発見し、中を見てみると9ページでしおりが挟まったままになっていました(ショック)

 

だんだんと家族になっていく幹生との関係を幸せに思う真紀と、だんだんと特別な人ではなくなってしまう真紀との関係を退屈だと思う幹生のすれ違いっぷりが観ていてツラすぎました。

 

ある日、居酒屋で幹生と同僚が飲んでいるところへ、近くの席で真紀も友人と合流。←幹生はそれを気付かず、家庭の愚痴を話しているうちにから揚げにレモンが嫌いだったこと、そして「妻の事を、愛しているけど好きじゃない」と言っていたのを聞かれてしまうのです!!!

 

ショックで席を立つ真紀

真紀がいたことに気付く幹生

 

 

家族が欲しくて結婚した真紀

結婚しても恋人同士のままでいたかった幹生

 

真紀「気がついたら、彼は家族じゃなくて、片思いの相手になってて」

幹生「彼女は恋人じゃなくて家族の1人になってて」

 


 

真紀「なんでこんなことになったんだろ」

幹生「欲しかったものがお互い、逆さんなってて」

 

もうこのままではいられない二人が、話し合いをしようと決意した「その日」に幹生は失踪してしまったのです。

 

そして今

失踪からしばらくして、お金を使い果たし、ついにコンビニ強盗をしてケガをしながらもなお、逃亡中の幹生の話を聞いたすずめが警察につきだそうと110番しようとしたところ、幹生に拘束されてしまいます。←え?なぜに?

 

そこに現れたのは、真紀のヴァイオリンを持ち去ろうと訪れた有朱。

幹生は真紀のヴァイオリンを抱える有朱ともみ合いになり、有朱は別荘の2階から転落…。

 

えーーっ?

アリス死んじゃうの?

なんでー?

 

って6話のラストいきなり「サスペンス」なんですけど。怖っ!

早く男性陣帰って来てー。

ってあれ?別府さん、倉庫に閉じ込められてませんでした?

 

まとめ

視聴率低い理由が分かる気もしませんか?

このドラマは、後でじっくり観たいドラマなんですよね。

録画して観る派が多いんじゃないかな。

 

とにかく、映画のようなストーリー展開が本当に素敵です。そして「夫婦間のすれ違い」に共感しかありません。だってそんなの日常茶飯事だし、なのにこのドラマティックな表現ときたら驚きの美しさですよ。松たか子だから?

 

真紀と幹生のすれ違いがひとつひとつ丁寧に描かれた6話。そのリアルな描写に心がずーーんと重くなります。

 

6話ラストの有朱が転落してしまう衝撃的な展開にはサスペンス感が満載でした。しかも「続きはまた来週…」だし。真紀と幹生の過去が明らかになっけど、新しい展開で予測不可能な結末となった「カルテット」です。

 

途中からだけど見ごたえたっぷりでしたが、次回は2月28日(火)放送の第7話は見逃せませんね。

 - 2017年1-3月期, ドラマ